ウチワサボテンの新しい葉っぱがね、美味しそうに見えたんですよね。
生えていたのは妹の家の石垣。サボテンは暑い国の植物で、寒いのには弱いんだろうと思ってたんだが、さにあらず。雪でも霜でもなんでもござれ!そんなたくましい植物でした。
メキシコではサボテンを食べるんだって…私も食べてみようかな?でもトゲがあるから気を付けないとね…。
そんな話をしていたら、妹が突然ブチィッ!と、新芽をむしってくれました!
え!え!やばい!指に細かいトゲが刺さりまくってるけど!?
妹が捨て身の覚悟でとってくれたサボテン!トゲに気をつけながら食べてみます!
サボテンには二種類のトゲがある!
上の写真を見た時に、葉っぱに大きく突き出している緑色のトゲは、まだ未発達なトゲなので全然痛くないんです。なので油断して手を出しがちなんですが、これ、痛い目を見ます!
サボテンのトゲの本当に怖いものは、髪の毛より細くて見えないような茶色いトゲです!
上の写真の人差し指の先に刺さっているのがわかりますか?
第一関節よりも少し指先側に茶色い物体が見えるのも、これ、トゲです。
こんなに細いトゲなのに、刺さると立派に痛い!しかも刺抜きで抜こうとすると細くて折れたり切れたりするんです。最凶かつ最悪なトゲなので、素手で取り扱おうと思ったらダメ。
収穫する時も、出来ればプラスチックトレイなど、使い捨て出来るものの上に乗せたほうがいいですよ。うっかり布の上に置いてしまうと、数日後に突然「ヂクゥ!!」っと刺されてすごく痛いです。チクッなんて可愛いもんじゃないですからね、ヂクゥ!です。気を付けましょう。
サボテンのトゲはガスの炎で焼き切ろう!
では、その細いトゲをどうしたらいいかというと、トングでつかんでガスの火で焼いちゃうのがいいですよ!
私はもう、それはそれは念入りに表も裏も焼きました・・・
すると、こんな感じになりました!
焼きサボテンの完成です!\(^o^)/
うーん、焼こうと思ったわけではなかったんですが、あまりにもトゲにビビりすぎてこうなりました。ちなみに、緑色のトゲは妹が素手でとってくれました。
姉は彼女の事を
勇者か!!
と、思いましたが、後日聞いたところ、ずーっとチクチク手に刺さっていて大変だったそうです。勇者には勇者の悩みがアル。
人生って
エイヤ!
でやっちゃって後悔すること多いですよねー。
サボテンの味の感想
焼いている時に切り口から粘り気のある液体が出てきたのでだいたい想像ついたんですが、やっぱり粘りのある食べ物でした。
味はマイルドな酸味があり・・・実は私、子供の頃に「サボテンステーキ」というものに憧れていたんですが、子供が食べるなら・・・いや、私が食べる場合でも・・・この酸味を消すソースが必要かなと思いました。
歯ごたえはありますが、お肉のステーキを食べ慣れている人に「はい、ステーキ♪」と出したら怒られるでしょう。肉っぽさは全くありません。
どちらかといえば、細かく刻んでお醤油をかけて、とろろみたいにご飯にかけて食べると美味しいかも。
食べ方のアドバイスで、いつもお世話になっているHI-Dさんという方に、
皮剥いて細切りにして醤油とごま油で炒めてオンザライス
と教えて頂いたんです・・・が!
サボテンのトゲに刺されるのが怖くてまだ実行できていない小心者の私です。
こう見えて、危険なものは食べない主義。
話に聞くところによると、メキシコにはトゲのない調理用サボテンもあるんだとか。
トゲがなくなるように改良してでも食べたいくらい美味しいって事だよなぁーと思うと、もう一度チャレンジしたくなるところです!
ウチワサボテンの食べ方まとめ
・危険危険、トゲが危険!見えてるトゲより見えないトゲがすごく危険!
・収穫する時には、突き刺しOKな厚手のゴム手袋かトングを使うといい!
・皮はピーラーで剥くか、炎で焼こう
・粘りと酸味が特徴
・醤油で食べると案外美味しい
ウチワサボテンの花(番外)
ウチワサボテンの花は、黄色くってとってもキレイ!
これもお浸しにして食べられないかなぁー!なーんて、密かに狙っている私です(笑)