シロザ・アカザ

シロザの葉はホウレンソウみたいで美味しいよ

ゴールデンウイークに入った4月末。
雨の翌日に庭に出ると、なにやら美味しそうな雑草が目につきました。
そう、これはシロザです。葉脈が若干赤いので、アカザなんだろうと思っていましたが、雑草に詳しい人の話によると、アカザの赤色はもっと見ただけでわかるピンク色なのだとか。どちらにしてもこの草は、油断すると1.5m近い草丈と、まるで木のような堅い茎になってしまう夏の雑草です!早急に摘んで食べてしまいましょう!

シロザの杖を作りたかった

シロザもアカザも茎が堅くなる草です。1mを超えてしまった草丈では、鎌を使って除草ができないくらい茎が頑丈です。しかしもともとが草なためとても軽く、乾燥させた茎を杖として使う事もできるという事で、昨年の私は是非とも作ってみたいと思い、物好きなことに庭にシロザを1本生やしていました。
が、激しい夕立が来た際に、茎の上部が裂けてしまい、結局目的を果たすことはできず、種だけが庭に散ってしまって翌年の今に至るという状況です。

シロザの食べ方

シロザはいわゆる雑草ですので、駆除の方法としては、大きくなる前に手がんなや立ちがんなで掻いてしまうのが簡単です。
しかし、見れば見るほどやわらかそうな葉っぱが美味しそう。

勝手に大きくなってくれた自然のめぐみ・・・いや、去年私が育てていたような気もしますが・・・それでも種まきせずに自然に出てきてくれた食料ですので、美味しく食べてみましょう!

4月末の今は、草丈はせいぜい5cm程度です。今回は除草も兼ねているので根っこごと引き抜き、手でちぎれるところで根を切り落としています。

草丈が大きくなってきた場合には、枝先のやわらかい芽だけを摘むようにして下さい。
ハサミで摘んでしまうと筋張っているところも一緒に摘んでしまうので、私は手で折ります。葉っぱだけを摘んでもいいですね。

 

シロザの葉っぱには、白い粉のようなブルームがついています。

これは洗浄時に洗い流してしまいましょう。

新芽の先端は粉がとれにくいですが、茹でる時、茹で上がって水にさらす時にとれるのであまり気にしなくて大丈夫です。

塩を入れたお湯で軽くゆがき、水で冷やしたら食べられます。

シロザの味は?

シロザの味は、ほぼホウレンソウです。

茹で上がりの蒸気が少し青臭い匂いがするものの、どこかにわずかにホウレンソウの香りもするような気がします。

それというのも、ホウレンソウはヒユ科アカザ亜科ホウレンソウ属に分類されているのです。どちらかというと、ホウレンソウがアカザ(ここではシロザ)の香りに似ているんでしょうね。

私は茹でた雑草がどんな味か確認するため味付け無しで食べてみる事が多いのですが、今回味見をして、

 

ホウレンソウと言って夕飯に出せば
夫は気づかず食べてしまうだろう。

 

という謎の自信を深めました。

苦みもなければ独特な味も刺激もありません。そのくらいホウレンソウです。

 

シロザのレシピ

シロザは、ほぼホウレンソウ味なので、ホウレンソウの代用として料理に使えばいいです。

おひたし・バターソテー・味噌汁・ナムルなど、様々な料理に使えます。

でも、生で食べるのだけはやめておいたほうがいいです。

シロザ・アカザ・ホウレンソウにはシュウ酸がある

植物の中にはシュウ酸という成分を含むものがあり、そのシュウ酸は尿路結石の原因となる物質です。シロザもシュウ酸を含む植物です。だからといって必要以上に恐れたり遠ざける必要はありません。なぜなら、ホウレンソウだってシュウ酸を含む植物だからです。他には、含有量の差はあれども、タケノコやお茶等にも含まれているんですよ。

それでも、尿路結石の原因になるものがあるとわかっている状態で食べるのは不安になる人が多いですよね。でも大丈夫!

シュウ酸は、茹でたり、カルシウム成分と一緒に摂取するとリスクが減らせます。

つまり、シロザを食べる時にも、洗っただけで「ハイ、サラダ!」ではなく、茹でて食べるといいんです。

また、どの野草・雑草・食品類でもそうだと思いますが、美味しいからといって極端に食べ過ぎれば健康は害されます。なにごとも、バランスが大事。

そして「私はアレルギー体質です!」とか、「結石になりやすい家系なんです!」という自覚がある方は、無謀なチャレンジはせず、自分にとって安心安全な食材だけを食べましょう。

野草・雑草に興味のない人がシロザを食べた感想

これはどうでもいい余談ですが、「黙っていれば夫はシロザをホウレンソウだと認識するのではないだろうか?」という好奇心が抑えられず、ざく切りにしてポン酢とごまをかけたものを用意し、通りすがる夫を呼び止め、

 

是非味見をしてほしい。

 

と、言いました。

 

夫はシロザのおひたしを見て、

 

特に問題なさそうだけど、
そう言うからにはなにかあるものなんでしょ?

 

と、鋭い事を言ったので、
敵ながら天晴!と心の中でうなりつつ、

 

これはほぼほぼホウレンソウ。

 

と、事実を述べたところ。

 

ほぼってなに。

 

と、当然な疑問を口にしながらも、味見をしてくれました。

 

夫が咀嚼している間、私は

 

ねっ、ホウレンソウの味しかしないでしょ?
やわらかくてクセもなくて美味しいよねっ!

 

などと、ポジティブな情報を刷り込み・・・

否定的な意見が出てこないよう努めたところ

 

よく噛むとなにか独特な味が出てくるけど
特になにも感じない。

 

と、言ったので

 

よく噛まなくていいよ!

 

と、思いましたし言いました。

 

夫曰く、「ホウレンソウではないものなのだろうから、なにかコメントを求められていると思い、よくよく咀嚼してみた」との事でした。

都会育ちの夫。最近は野草や雑草等、スーパーで売っていない植物に対する警戒心が薄れてきて、とりあえず一口くらいは口に入れてくれるようになったとはいえ、見た目が怪しいものや、食べなれない味のものはすぐ口から出すのに、念入りに噛んで飲み込んだので、たぶんそのくらい、特に問題のない味なのです。

やったね!

シロザ・アカザの食べ方 まとめ

シロザとアカザの区別はしなくていい。食べる上ではどちらも同じ。

生えたての5cmくらいの芽を摘んでも良し、1.5mくらいの草丈になったものの先端のやわらかい葉を手折っても良し。

葉っぱについている白いブルームは、水洗いの際に軽くもみ洗いすれば落ちやすい。

ホウレンソウのレシピがそのままシロザ・アカザのレシピになる。

リピートは確実にします。
葉物野菜が少ない夏のシーズンにどんどん採れる青菜と考えると大変優秀。
星5つの優秀な雑草です!

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