タンポポ

タンポポの花を三杯酢で食べたら美味しかった!

『タンポポの花を三杯酢で食べると美味しいからおススメ』と、誰かのツイートを見て試してみたくなった私です。

タンポポって食べた事あります?私は食べたことないんですけど

 

苦いんですよ・・・。

 

食べた事はないんですけど、毎春必ず1度はタンポポの茎で笛を作って遊ぶので、その苦さはよーく承知!

 

あんなの食べ物じゃなーい!

 

でも最近は野草を良く食べ、味覚が老成してきたので、もしかしたらあの苦さも美味しく感じるんじゃないかしら?そんな期待を込めてタンポポの三杯酢にチャレンジしてみました!

タンポポを摘みに行こう!

タンポポの花はその辺に咲いていますが、我が家では今年、裏庭にたくさんのタンポポが生えてきたのでそれを摘んできました!

だいたいにおいて、その辺に普通に生えている雑草を摘んできたいう話をすると、親切な人が「犬の散歩コースになっているところで採るのは汚いですよ!」と教えてくれるのですが、私が草を採るのはだいたい

 

うちの庭。

 

前は、「雑草生やしっぱなしの庭って思われて恥ずかしいナ」と、まるでどこかで採ってきたような事を言っていましたが、あまりにも犬の散歩を心配してくれる人が多いので、草の出所を明らかにしておくことにしました。

 

安心して下さい!うちの庭ですよっ!

 

ということで、安心安全なうちの裏庭でタンポポを摘みました。

 

タンポポは茎も葉も根も食べられる

タンポポは茎も一緒に摘みました。
葉っぱも食べられるみたいですが、今回は花と花茎だけにしました。

ちなみに、タンポポは根っこもタンポポコーヒーで利用されたりしています。
全草が食べられるなんて万能な植物ですねぇー。

 

・・・と、思い始めると、「庭のタンポポをいつか掘ってコーヒーにしてやろう」と考えて除草できなくなるので困っています・・・。

さて、摘んだタンポポは一度水でザッと洗い流します。軽くついている土やゴミを取り除くためです。

二度目は水の入ったボウルにタンポポを入れて少し時間をかけ、汚れをふやかすつもりで沈めておきます。

野のものは、虫がいる事も多いです。水につけておくことで、息苦しくなった子は植物から離れて、沈むなり浮かぶなりしてくれるので、それを待ちます。

三度目は、ボウルにタンポポを入れたまま水を勢いよく入れて、水の勢いで細かいところに入った汚れを押し出すつもりで洗います。

タンポポを食べる下準備

鍋にお湯を沸かし、塩を入れます。

お湯が沸いたら洗ったタンポポを軽く湯がきます。

「軽く」とは言いましたが、タンポポの花の中まで火が通らないと多分苦い。
そう判断したので、他の野草を食べる時よりは気持ち長めに茹でました。

冷水にさらして10分くらい。
苦みよ、なるべく抜けてくれ~と願いながら浸します。

 

ちなみに、タンポポの素材の味を確かめる事も大事ではないか?と思ってしまった私は、茹でただけのタンポポをうっかり口に入れてしまいました!

しまいました、ってまるでいけないことをやっているような言い方をしましたが、そもそも生のタンポポの茎を笛にするために屋外で口に入れている人なので、しっかり洗って、茹でて滅菌されたであろうタンポポを食べるほうがはるかに安全なのです。

それはさておき、茹であがってすぐの時点でのタンポポの味についての走り書きはこうでした。

【タンポポ】
苦い。青臭い。
我慢許容範囲。
春菊の蕾と同じ苦みレベル。

 

ちなみに・・・春菊の蕾って食べたことありますか?

 

ものすごい苦いです。

 

あれに比べれば、タンポポの花の苦さは許容範囲です。

 

そしてこれが、茹でて水にさらして、ザルで水を切ったタンポポです!
花を摘んだ直後には可愛い黄色だった花はすっかりしぼんでいます。
花だけを収穫すると、みかけよりも量が減ってしまうだろうなと茎まで摘んできたのですが、茹で上がって見てみると、ビジュアル面でも茎を残して正解だったように思います。

 

で、これを軽く絞る!

食べやすく切ってから・・・みたいな事は全く考えませんでしたので・・・


あー・・・。

 

今更なので、残りも全部、切らずにそのまま三杯酢にドボンしました。

 

申し送れましたが、三杯酢の液のレシピはこちらになります。
混ぜるだけ、簡単です!

三杯酢のレシピ

酢大さじ3
醤油大さじ1
砂糖大さじ1

混ぜるだけでいいので簡単ですよ~!

 

三杯酢に漬けたら、タンポポはほぐしましょう~。

 

味見のために1本取り出します。

このビジュアルはなにか別の生き物をイメージさせるかもしれませんが、気にしてはいけません。

三杯酢のタンポポを食べてみたら、若干ほろ苦いけれども、それ以上特筆すべき点がなかったので、なにかこう「ぎゃー!」とか「わー!」とか物申さねばいけない気持ちになって、花の部分と茎の部分に分けてみました。

 

茎はほろ苦くて、シャクシャクとした歯ごたえ。
うん、これは良いんじゃないですか?
また食べますか?リピートしますか?って聞かれたら、リピート出来る味ですよー。

次に花のほう!きっと花はものすごく苦いんだ!きっとそういうオチが来る!そのために茎と花を分離したんだ!

そう思って食べてみましたが・・・

別に、普通~。

むしろ、茎よりも苦くない気もする?

ビジュアルがちょっと地味だから、ゴマとかかけるといいかも!

ああ~、いりごまをかけたら、苦みがマスキングされてもっと食べやすくなりました~!

ということで、残りのタンポポたちにはゴマをかけたらこんな感じになりました♪
美味しそうに見えますか~?

タンポポの三杯酢レシピまとめ

タンポポの花と茎を茹でてよく絞り、酢大3・醤油大1・砂糖大1と和えるだけ!
花と茎を別に取り分けると、それぞれ別の食感が楽しめます。
もっと美味しく食べたい場合にはゴマを振ろう!

思ったよりも苦くなく、普通に食べる事ができました。

リピートする?しない?って言われたら、リピートする可能性が高いです。
やみつきになるほど美味しいわけじゃないけど、まずくはない。
一度食べてみる価値はアリ!
春の食べられる野草として、覚えておいて良いと思います♪

子供さんがどこかでタンポポをいっぱい摘んできて「はい、プレゼント!」と手渡してくれた時、「これをどうしろっていうの・・・?」と途方に暮れた場合には、是非この記事を思い出して下さいね~。花瓶に活けても夜にはしおれてしまうタンポポが、夕飯の一品になりますからね~!

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